WIRED VISIONにこんな記事が載っていた。賞味期限と食中毒の問題を関連づけているが、ちょっと問題が違うようだ。
http://wiredvision.jp/blog/fujikura/200801/200801110100.html
<引用>
10日前のシュークリームを食べた──「賞味期限病」について 2008年1月11日 (これまでの藤倉良の「冷静に考える環境問題」はこちら) シュークリーム5個を買って事務室に持っていった。夜に近かったので、部屋に残っていたのは教職員2人だけだった。私と一緒に3人で1個ずつ食べた。残りは誰かが翌日にでも食べるだろうと思って、冷蔵庫に入れて帰った。
</引用>
上の引用文は冒頭の枕だから、なんだろうと思うかも。(^^;
さて、文中には厚生労働省発表しているグラフを図示して、過去半世紀に於いて食中毒患者数の推移に大きな変化はないのだから賞味期限・消費期限など食の安全とは関わりない、現在の食の問題は質より量を考えなくてはいけないと結論づけている。
確かに量の問題は深刻だ。現在65億の人口が2050年には90億を超えると予想されている、その時食料生産が追いつくかどうか、大きな懸念を持つ人は多いことは確かである。現在の環境を維持し食料生産を増加されることは不可能だと結論づける人も多い。
ところで、
平成19年7月27日公表
大臣官房統計部
世帯における食品ロスの概要(平成18年度食品ロス統計調査(世帯調査)結果)によると
家庭においては平成18年度3.7% 前年が4.1%から0.4ポイントロス率が減少。
外食産業において平成18年度3.1% 前年とほぼ同じ。ただし、「結婚披露宴」が22.5%、「宴会」が15.2%、また「宿泊施設」が13.0%、となっている。
尚、家庭に於ける食品ロス率は同概要に平成15年から順次減少しているとのデータが記載されている。食堂・レストランにおいてもわずかではあるがロス率は減少している。つまり家庭に於いても外食産業に於いても食品ロスの問題に取り組んでいることが伺える。
同じページに食品の無駄を少なくする為に購入時に気をつけていることと言う設問への回答は。
・70%の人が「製造年月日が新しいものや賞味期限・消費期限が長いものを選ぶ」
・50%の人が「購入する食品を決めてから買い物に行く」
と答えてる。
食品の無駄を少なくするために保存の際に気をつけていること言う設問への回答は。
・60%の人が「食品の買い置きや鮮度、賞味期限・消費期限をこまめに確認している」
・同じく60%が「食品の適正に応じた適切な方法による保存を心がけている」
と答えている。
さて、この統計データから見えることは、食品の無駄=資源の無駄遣いを無くすための消費者行動が賞味期限・消費期限に敏感に現れていると言うことだ。もちろん資源の無駄遣いだけではなく生活防衛の意味の方が大きいかも知れない。
果たして、食品ロスを無くすために賞味期限・消費期限をその為の目安とする消費者の行動に誤りがあると言えるだろうか。
ここのところ賞味期限に関して、いろいろな所で消費者は賞味期限に過敏に反応しすぎている、というコメントを耳にするし、読むことが増えている。その人々に問いたい、消費者は食品ロスをなくすためにどのような方策を取ればよいのだろう。




