2008春ボージョレー試飲展示会

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昨日、4月3日に白金の八芳園で開催された「2008春ボージョレー試飲展示会」に参加した。

 

今回開催された「2008春ボージョレー試飲展示会」はフランス食品振興会(SOPEXA)の主催で、八芳園のバンケット会場で午後一時から午後五時まで。展示ブースは19社、一社はワインのグラスとかの展示ブースであるから18社がそれぞれボージョレーのワインを展示、試飲させていた。

 

ワインの試飲会は初めての経験。会場に着いて受付をすませると、入り口でテイスティング・グラスを渡された。え、どうすれば良いのと思ったが、バンケット会場を眺めると、来場者は思い思いにそれぞれのブースで試飲をしている。グラスにわずかに注がれたワインを口に含んで、くちゅくちゅ、ぺっ!とやる例のやつだ。と言う事で、それにならって端っこから試飲を始めた。ボクはもったいないのでくちゅくちゅ、ゴクリとやったけどね。

 

ボージョレーと言えば葡萄の品種はガメイというあまり美味しくないワインしかできないと聞きかじった知識しかない。が、それはとんでもない誤りだった。最初のブースで初めてなのでどれから試飲すればよいですかと恐る恐るお伺いを立てたのだが、注いでくれたワインは、あれ?色が薄いぞ。これはロゼじゃないか。ボージョレーでロゼも作っているんだ!で、軽やかでさわやか。この時期だからヌーボーの若々しさはないがその分、今の季節のぴったりの華やかさである。

 

ソムリエさんならどう表現するのだろう。「口に含んで鼻から抜けていく香りが華やかで、春のあたたかさを感じさせ、花の香りと若い果実の香りはベリーの香り・・・・」とかなんとか言うのだろうか。え、全然ダメ!ですか。

 

つぎつぎとブースを回っているとボージョレー・ブランと言うのに気がついた。ブランは白だが、ボージョレーで白ワインが作られているのだろうか。と言う事で早速試飲。シャルドネだそうだ。ボージョレーの中でも生産量は5%位ととても少なく、人気が高い。

 

各ブースに展示してあったワインは多い所では15本ぐらい、少ない所で2本という所もあったが、平均すると7~8本だろうか。

 

これを、くちゅくちゅ、ゴクリとやるのだから、全部飲んでると何本飲むことになるのやら、こちらのブースからあちらのブースへと飲みつつ、香りを嗅ぎつつ歩くのだが、会場の半分程を過ぎた辺りから、グラスの残ったワイン棄てなければとても会場の全部のブースを回ることができないと気がついた。

 

と言う事で気に入ったワインはゴクリと、そうでもないワインは、申し訳ないが香りを嗅いで、味を見た後はグラスからテイスティング・ポットへ棄ててしまった。

 

さて、ボージョレーには北から南まで10の村があり、それぞれ特徴のあるワインを作っている。中でも力強くブルゴーニュのピノノワールにも決してひけをとらないモルゴンのワインは人気が高い。もちろん他の地区のワインもそれぞれ素晴らしい。

 

ワイン好きの夫婦が原作を書く「神の雫」というマンガがあるが、そのマンガの最後にソムリエの第一人者のコラムが掲載されているらしいが、そこで【ACモンゴル「キュヴェ・デ・グラン・クラ」2003年ドメーヌ・デュ・ペール・ギョ】がかなり高い評価で紹介されたらしい。グラン・クラはグラン・クリュのなまったものだそうだ。つまりワインの特級畑である。

 

この2003年ドメーヌ・デュ・ペール・ギョは「う~ん!」と唸ってしまった、人が多分たくさんいるだろう。なんと100年を経過した古木の果実を摘んで作ったワインである。今年はすでに105年となりまだ現役だそうだ。

 

と言う事で、ボージョレーのワインが世に出たのは確かにヌーボーを売り出したことにあるのだが、今やそのヌーボーのイメージでボージョレーのAOCワインの普及が妨げられている一面があり問題になっている。今回の展示会はそんなボージョレーのワインを世に知らしめたいとの思いから企画され実現したようである。

 

つまり、私のようにワインにそれ程こだわらない人とか、昔の知識をアップデートしていない人には目からウロコの一日だっただろう。

 

会場を後にして、八芳園は庭の池のまわりは桜が満開、ちょうど良い花見日和であった。ぐるっと池を巡って戻ってくると、グラスを片手に散策している人に気がついた。見回してみると庭の片隅にバーができている。近寄ると特性のさくらリキュールのカクテルを手渡された。さくらの香りが華やかなカクテル片手に、緋毛氈の床机に腰をかけさくらを眺めた。ワインの酔いと、カクテルの酔いで、薄闇にかこまれ灯りにてらされたさくらは艶めかしさをましていく。

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