食の安全はどこまで信用できるのか

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ビジュアル図解食品工場の品質管理 DO BOOKS)などの著書のある河岸 宏和さんの新著である。

 

著者は様々な加工食品の工場の現場、管理を経験後、現在は流通業界で品質管理を行なっている、まさに加工食品の全てに精通している。

 

ということで、行なわなくては経営が成り立たないため、やむを得ず(消費者不在の論理で許容できない)行なわれている、また、行なわれていたなど様々な事例を取り上げて、その偽装を告発し、正直な製造業者もいるが、そうでない者もいるから、消費者自身がそれを見抜けるようにならなければ、偽装は減らないだろうと結論づけている。

 

しかし、これには何か違和感を覚える。全ての生産者、製造業者、流通小売業者は原材料の安全性を確保することを消費者から委託されているはずである。

 

つまり我々はその役割に於いて、己の従事する仕事を全うすることで社会に対する責任を果たす、それが食に関わる産業の生産者、製造業者、流通小売業者の場合は適正な価格で安全な製品を提供する事であるだろう。

 

もちろん人間は弱い物である、ずるもしたいだろうし、ずるもする。しかし、如何なる産業であろうともその所属する業界内には自浄作用があるはずだ、でなければ、その産業は滅びるだろう。

 

果たして食産業界はそのような末期的な状態にいるのだろうか。

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