へ~! 赤ちょうちんならぬ緑提灯(みどりちょうちん=Green Lantern)なんてのがあるんです。ねぇ。次回のフードジャーナリスト会議のお題である。
赤ちょうちんというと居酒屋。色を変えて緑にしているが、ちょうちんといえば縄のれんと共に居酒屋のシンボルの一つ。居酒屋甲子園もますます盛んなようで、居酒屋文化が日本を席巻しているのかな。まあ、ロンドン、ニューヨークでも居酒屋が流行っているようなので、日本発の食文化カジュアル版でしょうか。寿司だけじゃあ、ね。
ちょい前、というか大分前にファッション通信を見ていたら、シャネルの職人さん(パタンナーや、縫製のスタッフ)達が、ファッションショーの打ち上げパーティーで「また、スシ」と言っていたんだから、やはりファッションを含めカルチャーやビジネス、情報の最先端の人達には寿司はもう当たり前、これからは「イザカヤ」が宜しいんでしょうか。
いや、カイセキだ!って声が聞こえてきそう。ですね。
ここの所、京都の料亭の二代目三代目たちがフレンチとのコラボとかイタリアンとのコラボを現地まで赴いてやり始めているようだが、パーティーフードとしてのスシを乗り越えられるでしょうか。
は措いといて、緑提灯という運動に日本国内の飲食店など1000店舗以上が参加しているそうな。どんな運動かというと、国産食材を使用して食料自給率を上げようって運動だ。もう一つは地産地消。原材料である農産物をよそ(他県)に売るより地元で加工とか調理して売れば、地元に利益が還元されるって事もあるようだ。
緑提灯は北海道から始まった運動らしく、つまり北海道は日本の農場となって、原材料を全国に販売しているが、その原材料で製品を製造して原材料を販売する以上の利益を上げているのは地元の北海道ではないと言う事からも、始めた運動らしい。です。ね。
店の前に緑の提灯を掲げて、そこに☆マークを一つから五つまで国産食材の使用率に応じて書き込んでいくという事らしい。ただし、使用率に関しては店主の自己申告だそうだ。☆一つが国産食材50%以上使用、☆が一つ増えると10%アップ、☆五つとなると国産食材90%以上使用となる。
で、気になるのはこの「緑提灯」だ。
ちょいひねくれて考えると、どこかに申請して、代金払って緑提灯を掲げるという「どこかに申請」「緑提灯の代金」という所に引っ掛かる。数年前に白い腕輪だったっけ。シリコンゴムの腕輪、ホワイトバンド。「世界から貧困を無くそう」と言う運動だったと思うのだが、あれはバンドを売り上げた利益をどう処理しているのか不明瞭で結果、運動その物がなくなってしまった。
いや、なくなってはいないのだけどマスコミに露出するなど眼に見える形ではなくなってしまった。あの運動を展開していたNPOだか何だかの主張がその通りなら、続けていれば良いものを。この手のムーブメントは継続することに意味がある。邪推されて嫌気がさして辞めてしまったのかもしれないが、その辺が不明瞭で、なんだかいやな後味を残している。
「緑提灯」もその辺りをオープンにしておかないと、折角の善意が台無しにならないとも限らない。国内食糧自給率の向上は日本だけではない、全ての国の責務である。このムーブメントがなくならないよう応援しよう。