わけのしんのす

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「旬を喰らう会」に久々参加、有明海の珍味ワケノシンノスを食した。吸い物の種になっていたのだが、ちょっとぬるとしてしこしことした歯触りは確かに珍味。だった。


吸い物以外にも、天ぷらにしたり煮付けとか炊き込みご飯などにするらしい。


さて、このシンノスであるが、決して埼玉に住んでいる三歳児の「クレヨンしんちゃん」こと野原シンノスケではない、って、あたりまえだ。


では何であるかというと、河童に抜かれるという「○っこ玉」である。ワケノは「若けーの」と言う事で、若衆のことであり、つまりは「若衆の○っこ玉」ということである。ここで、九州在住のとある方から「若いお嬢さんの・・・」という話しを聞いたのであるが、さて、ワケノが男を指すのか女を指すのか。


もちろん「近頃の若けーのは」と言う時は、男女の別なく若者を指すのだろうが、一般に「若けーの」と言う時には男を指すのではなかろうか。


また、ちょい前の時代なら「稚児遊び」は、かなりおおぴらな男の遊びであり、男が稚児を相手にエロスの世界に溺れるということは、単なる精神世界の問題ではなく、肉体的な快楽を求める事である。その稚児は、稚児と言ってもほんの子供から、少年、青年前期くらいまで幅広くさし、そうなると稚児遊びから更に進んで「衆道」と言うようになるが、昔の今も、男女の交わりにさしたる変化がないように、男同士の交わりも変化がないだろう。昔も今も男同士は「菊の○」を愛でるのがノーマルな交わりであるだろう。


ということで、僕としてはワケノシンノスは「わけーやろうの○の穴」ってことだと思う。つまりはイソギンチャクが触手をぎゅっとすぼめたその姿形が○の穴によく似ていると言うことでそう呼んでいるらしい。


なんとも、エロティックな、人によっては気持ち悪いと言うかも知れないが、名前を付けた物である。もっとも日本の始まりを書き記した歴史書である「古事記」の中にでも、天の岩戸の下りでは、天宇受女命の踊り現わすのに、かなり露骨な表現が使われているのであるから、昔からある言葉とか、田舎言葉にはそう言う物が多いのではなかろうかと。まあ、そう勝手に思っている。(^^;


さて、もうちょっと考察をしてみると、イソギンチャクが触手をぎゅっとすぼめたその姿形であれば、「シンノス」だけで良さそうな物だが、何故「わけの」と断りを入れたのか。やはり、衆道も、女房と畳と同じく、新しい=若い、のが良いのかと思ったら、イソギンチャクその物を「わけ」というらしい。


つまりは、「わけーやろうのシンノス」ではなく、何のことはない「イソギンチャクの○の穴」であるってことだ。「イソギンチャクの○の穴」なら若かろうが、そうでなかろうがどうでも良さそうな物だが、なぜ「若けーの」になったのかと、暇に飽かせて考えてみると、食べ物にはすべて食べ頃があり、食べ頃の物の味がよい、その味の良い食べ頃の「イソギンチャク」を選ぶには「わけーやろうのシンノス」に似た「イソギンチャク」を選べと言う事から「イソギンチャクのシンノス」は「わけーやろうのシンノス」となった、と言うことがあるかも知れない。


とは言っても、わけーのもそうでないのも「○っこ玉」しげしげと眺めたことのある人は、そうはいないだろう。まあ、「わけのしんのす」を食べると精力がつく、ちょっとぬるっとしてたからね、という事も言われているので、やはりここでは「○っこ玉」は「わけーやろうの」と言うことになるのか。


そうであるなら「わけ」は「イソギンチャク」の味の良いのと、「わけーほう」が味の良いのと、両方を掛けているということになるだろう。もっとエロよりになってしまった。なんて、ね。

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