東急デパートを覗いてみたら、町田の名産「太古のめざめ」という焼酎が置いてある、何が名産だろうと見てみると、大賀蓮を使った焼酎だということで早速購った。
大賀蓮は、1951年、千葉市検見川の落合遺跡(年代測定で当時の2000年以上前と測定された。)で見つかった三粒の蓮の種から植物学者でハスの権威である大賀博士が苦労の末一粒の発芽に成功し、翌年には花を咲かせた蓮であり、大賀博士の名前を取って大賀蓮と命名された。
町田では、大賀蓮の株を分けたものを譲り受けて藥師池公園で栽培している、八月の初旬には輝くような蓮の花が開いてとても美しく目を奪われる。毎年8月2日早朝(6時~7時)には観蓮会が開催され、ハスの葉に注いだ酒や茶を、茎を通して飲む「荷葉酒(かようしゅ)」「荷葉茶(かようちゃ)」等を楽しむことができる。
ということで、蓮といえば蓮の実、その実を使ったのかな?と思ったのだが、蓮と言えばレンコン、そのレンコンを使って作った物だそうだ。
そりゃそうですね。(^^;
でも、そんなに沢山の大賀蓮を町田では栽培してレンコンを収穫しているのだろうか。レンコン畑はどこにあるのかなぁ、と疑問が湧いてきた。
レンコンは、米の田んぼと同じく、水田で栽培される。そんな風景を子供の頃、田舎では見ていたのだが、と調べてみたら。
大賀藕絲館(おおがぐうしかん)という物があり、そこが農家に委託して大賀蓮を栽培している。大賀藕絲館はハンディキャップを持った人達の自立の為の施設で、町田市が社会福祉法人まちだ育成会に委託して運営している。
この難しい漢字で書く藕絲(ぐうし)とは蓮から作る糸だそうだ。蓮の糸はお坊さんの袈裟などに加工されるそうだが、ミャンマーの特産品となっている。日本では鎌倉の光明寺に国宝「当麻曼荼羅縁起絵巻」が現存する藕絲を使った最古の織物だ。
と言う事で、大賀藕絲館では大賀博士からミャンマーで行なわれている藕絲の作り方を教わり、それで織物をしていろいろな製品を作り、ハンディキャップを持った方達の支援をしている。
藕絲を取った後の蓮をどうするかでレンコンで売るのも良いのだが、何か製品ができないかと焼酎を作った物が「太古のめざめ」なのだろう。
この「太古のめざめ」は約3000本程しか出荷しないのだから、ちょうどその時期に巡り会わなければ気が付かないままだっただろう貴重な、多分、焼酎だ。スッキリとした飲み口は芋とは違っている。なかなか見かけることはないだろうか、見かけたらお試しを。





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