「食の安全はどこまで信用できるのか」を読んで、どうも消費者に責任を押しつけるような感じに違和感を覚えた。そこにまた『日本の「食」は安すぎる」というこの本が目についた。
さて、著者が言わんとしていることは題名その通りで、日本の食を守るためには消費者の買い支えが必要だと言うことだ。安いだけの物を買い求めるのはそろそろ止めにして価値相応の価格の物を買うことで、生産者が相応の利益を出せるようにしないと、日本はやばいよと言うことだ。
何がやばいかって、そりゃ、今の現実と、将来への不安でしょう。
確かに、前提条件を変えれば、著者の主張には賛成できる、が、しかし、日本の食品はまだまだ世界の水準からすると割高であるのはデータが示している。衣食足りて礼節を知ると言う事は世界の共通認識である。衣食足りざれば、心は麻痺して「偽装」という誘惑に打ち勝つことはできないことが多い。
つまり日本の食品の物価が世界の水準に近づき、その中で生産者が適正利益を出せる仕組みが出来上がった時、生産者は安心してその仕事に邁進でき、消費者は、安全で安心できる質の高い食品を手にすることができるだろう。
ということで、どこに基準を置くかと言う事だが、まあ、やはり庶民感覚は大切だよね~!




