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新年明けましておめでとうございます。


昨年は宮崎で発生した口蹄疫が九州地域を浸食、さらに全国へ飛び火するかと危惧しましたが、宮崎及び隣接地域の方々、また、自衛隊、全国からのボランティアの皆さんの奮闘努力により、宮崎県内で終息を見ることができました。

しかし、経済的なダメージは畜産と合わせて、農産、観光などあらゆる分野に及び、宮崎県は経済損失を2350億と試算しています。全国のレストラン、流通小売業などで宮崎の農産物等を使った宮崎県応援フェアを開催するなど多くの善意が寄せられていますが、壊滅的とも言える打撃を受けた宮崎県の畜産業界が復活するように、今暫く、宮崎県を応援するのが良いようです。

さて、昨年2010年11月14日にTTP(環太平洋連携協定:Trans-Pacific Partnershipまたは環太平洋戦略的経済連携協定:Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement)交渉参加9ヶ国の首脳による会合が、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の最終日に横浜市で開催され、APEC議長である日本の菅首相もオブザーバーで参加をしました。

米国オバマ大統領が会合の議長を務め、2011年11月ハワイで開催されるAPECまでに交渉の妥結を目指すことを参加9ヶ国で確認をしました。

その後2010年12月6日~10日までニュージーランドのオークランドで開催された第4回目であるTTPニュージーランド・ラウンドへのオブザーバー参加を申し出でた日本ですが、会合は交渉参加国のみとするとの事で日本の参加は認められませんでした。

日本は未だTTPへの参加を表明していませんが、参加の意向を明らかにしているコロンビアとカナダもニュージランド・ラウンドへの参加は認められていません。尚、カナダについては米国と他の参加国から未だ準備が整っていないと通告を受けています。

※TTPとは2006年5月ニュージーランド、チリ、ブルネイ、シンガポールの4ヶ国間で発効した経済連携協定であり、加盟国間の経済制度、つまり、サービス、人の移動、基準認証などに於ける整合性を図り、貿易関税については例外品目を認めない形の関税撤廃をめざしている。

※現在の交渉参加9ヶ国:ニュージーランド、チリ、ブルネイ、シンガポール、米国、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシア

さて、菅首相は日本のTTP交渉参加に向けて関係国との協議に着手することを正式に表明しましたが、ご存じのように、農産、畜産、水産関連団体の猛烈な反対に遭いTTP参加を決議するまでには至っていません。

TTPという関税撤廃の自由貿易が日本を含め参加各国を豊かにする事は理解できても、確かに、今の日本に措いて農産、畜産、水産に従事する方々の首を絞めることに繋がるのは否めません。

日本のGDP(国内総生産)は2010年に中国に抜かれ3位になった物のそれまでは2位をキープし、裕福な国という事になっています。しかし、PPP(一人あたりの購買力平均)では世界の25位約3.4万ドルであり、1位のカタール約8.8万ドルの50%にも満ちません。

このPPPの3.4万ドルは物価や為替変動の影響を取り除いて算出された為替レートによりドル換算されています。日本は平均で一人あたり3.4万ドルの購買力を持っていると言うことです。しかし、物価を考慮していないと言うことは、日本のように物価、生活コストの高い国では、実質的に購入できるサービス、物品は生活コストの安い国と比べて少なくなります。

この高い生活コストを下げる為にはTTPへ参加する事が有効ではないでしょうか。衣食住この基本的な生活コストが下がれば、医療、福祉などのサービスコストも下げるでしょう。下がらないまでも可処分所得が増えますので、より多く、より良いサービスを購入することが可能となります。

また、TTPへ参加する事で輸入国の関税が撤廃され製品価格が下がり輸出を今まで以上に延ばすことでできるでしょうから、GDPは向上し個人所得が増えPPPを上げる事ができるはずです。

ちなみに、政府の各省庁の試算では農水省はGDP11.6兆円の損失と雇用340万人減(但し、農家の廃業による減産に未対策の場合)、経産省はTPPに不参加の場合は参加した場合に比べてGDP10.5兆円減と雇用81.2万人減(但し、韓国が米中EUとの間でFTA締結された場合としていますが、既に米国EUとは締結済みです。)、内閣府はGDP2.4~3.2兆円の増加と省庁により資産額が異なっています。

農水省の試算がそのままだとは思いませんが、確かに農林水産業は大きな、大きな打撃を受けるでしょう。しかし、関税撤廃の自由貿易は避けて通れない道筋です。政府の「食と農林漁業の再生推進本部」から始まる、政府の対策が農林漁業の再生を可能とすることを願いましょう。

さて、米国の動向を見てみましょう。NRA(National Restaurant Association:全米レストラン協会)よる、American Culinary Federation(米国司厨士協会)のメンバーである1527のシェフに対する調査では、2011年米国のレストラン、フードのトレンドは以下のようになっています。

相変わらずの健康志向ですが、栄養バランスの取れた子供向け食品の需要が増え、また、子供向けサイドアイテムへの野菜、果物を多用するなど、素材への関心が高まっています。素材への関心は、アレルギーフリー、栄養素などへの関心から合わせて作り手への関心が見て取れます。

また、産直素材への関心、合わせて、オーガニック素材、産直素材を使った熟練職人によるチーズ、ハムなど加工食品への関心も増えています。さらに素材への関心は、シェフ自ら菜園、農場を持つレストランの増加と、顧客の支持の増加に繋がっているようです。

この地元産、作り手への関心が、地ビール、地ワイン、更には手作りリキュールとアルコール飲料であるハードドリンクにまで広がっています。

また、ソースなどの加工食品であっても、レストランの自家製ソース、新鮮素材による作りたてのソースへの関心が高まっています。

更には環境問題への関心が、サスティナビリティー、サスティナブル素材への関心、その一つの現れ方はスモールポーション。量を減らして価格を安くと言う顧客の要望もあるようですが、それに加えて健康の為の食べ過ぎ防止と、食べ残しによる食材破棄をなくすことで環境負荷を低減させる事への関心となっているようです。もう一つは基本に戻ったシンプルクッキングの潮流もあります。

しかし、それとは異なった、新しい素材の扱い方への関心もあり、例えば紙のように薄く加工したポーク、柔らかく小さく加工したビーフなども好まれているようです。また、アジアの調味料、中東のスパイスなどを使ったエスニック風味の朝食が顧客から望まれ始めています。

と言うように、日本のフードビジネスのトレンドと重なるところが大いにあります。また、それとは違ったトレンドもあるように思えます。

さて、日本で昨年のトレンドは低価格です。1000円でべろべろに酔える、1000ベロ居酒屋の台頭がそれに当たるのでは無いでしょうか。居酒屋ではありませんが、300円均一のバーと言えば銀座300(スリーハンドレッド)がその先駆けだと思います。そのフォーマットを参考に、今では、大手居酒屋チェーンも300円均一、280円均一などに参入しています。

また、15分単位で飲み放題食べ放題の定額制居酒屋(15分375円)もできています。更には、酒を売るべき居酒屋で焼酎が無料という信じられない店まであります。無駄な宣伝広告費を使うくらいなら、その費用を顧客に還元するという事のようです。確かに、少額の宣伝広告費に費用では費用対効果の面で思うように顧客を取ることができず、「焼酎無料」というインパクトのある口コミが広がる方が顧客を獲得する事ができるでしょう。

しかし、先日TV番組で、270円均一の金の蔵Jrなどを展開する三光マーケティングの平林社長が、次の展開を模索、低価格居酒屋の次の手を打ち始めているらしい話しが見えました。また、フードビジネスを取材するジャーナリストの方々の中にも、低価格居酒屋の次の芽を見ている方もいます。

確かに低価格居酒屋も少し行きすぎの感がありますし、低価格にこだわる為、インテリアは二の次になっているところも見受けられます。

安く酒さえ飲めればよいと言うお客様もいるでしょうが、そうでないお客様が多いはずです。高級店には行かないけれど、安く、実質一辺倒と言うのではなく、仲間、友人と酒を飲むと時に少しは遊びが欲しと思うのがお客様です。と言うことで、1000ベロ居酒屋の反動として、プチリッチな店を求める声が聞こえてきます。

しかし、銀座の300(スリーハンドレッド)は決して、価格だけの店ではありません。欧米であれば、ホテルのバー、或いは街角のバルで一晩中でも立って飲みながら話しをするという場面を多く見受けます。つまり、酒を飲む事だけを目的とした顧客の為の店ではなく、友人、仲間とコミュニケーションをはかる場所でしょう。

でなければ、これから食事をするのに喫茶店で待ち合わせするよりは食前酒代わりに飲みながら待つとか、ちょっと時間が開いたのでとか、食事が終わって、場所を変えてその後もう少しという様な使い方の店ではないでしょうか。或いは酒屋の一角でちょっと一杯ひっかける角打ちのような使い方でしょうか。顧客にとって1000ベロ居酒屋の使い方とは違っています。

と言うことで、均一価格の低価格居酒屋は少し顧客離れが進むかも知れませんが、立ち飲みでリーズナブルな価格で本格的な料理を食べて飲めるスペイン・バル、イタリアン・バール、スタンディングバーの需要はまだまだ伸びるでしょう。

さて、それとは別にB-1グランプリで多くの人を集めるB級グルメの人気が全国に広がっています。料理にはA級とかB級とか上下のランクがあるわけではありません、B級という言い方はよした方が良いと思いますが、B級グルメは地方の独自素材を使ったカジュアルな料理であるご当地グルメと言うことです。日本各地にそれぞれ多くの人々に愛される料理があり、村おこし、町おこしの為、B-1グランプリなどのイヴェントは、ますます活況を呈して頂きたいものです。

昨年のヒット商品にはノンアルコールビールがあります。ビールを飲みたいが、ドライブ中とか、仕事中、ジュース類では食事に合わないなど様々な場面で飲まれているようです。それと違いますがハイボールの人気復活も見逃せません。シュラスコ料理のバルバッコ、モーモーパラダイスなどを展開するワンダーテーブルが「南青山ハイボール 月の兎」、たこ焼きの築地銀だこが「ギンダコハイボール横丁」などハイボールの名前を使った店を営業しています。

飲食ビジネスからは少し離れますが、スイーツの「生(なま)、半熟」が人気を博しています。生カステラ、半熟カステラの人気で、半熟、生を冠したクッキー、ロールケーキ、バウムクーヘン、ドーナツなど生スイーツ、半熟スイーツです。

また「食べるラー油」のヒットは眼を見張る物が物がありました。今では各地の素材を使った多くの「ご当地食べるラー油」を目にすることができます。あるテレビ番組でアイドルグープAKB48の総合プロデューサーである秋元康に「食べるラー油の次に来るヒット商品は何でしょう?」と問うた時「同じ系統の物はヒット商品を越えられない、別の確度から見た、別の系統の物がヒットするでしょう」と応えていました。

司会者がさらに「秋元さんならどんな物を開発しますか?」という問いには言葉を濁して答えませんでした。そりゃあ、そうでしょう。企画を立てる事をビジネスとする人に対する問いかけではありませんね。

さて、ここ数年、居酒屋甲子園、S-1グランプリなどいろいろなイヴェントが開催され、そこで上位を獲得する為に、いろいろな仕掛けを作る、コンテストの為の店作りという面が見え始めているように思います。お客様に楽しんでいただくのも良いのですが、少し無理な演出が目につき始めていませんか。

演出が強すぎますと、話しの種に一度は面白いのですが直ぐに飽きてしまいます。期間限定のイヴェントなどではそれも良いかも知れません。と言いますか、期間限定であれば派手にお客様を楽しませる仕掛けが必要です。しかし、ディズニーランドのようなアミューズメント施設はどんどん新しい仕掛けを開発し、新しい設備を整えてお客様を飽きさせることなく楽しませています。

同じ事を飲食店ビジネスで行なうのには無理があります。毎年毎年、店舗を改装したり、あらたな仕掛けを作るわけには行きません。演出を控えて、長く色あせぬコンセプトを作り、お客様が穏やかに寛げ、一時の繁盛ではなく永続させる店を作ることがお客様の為になり、また、取引先、スタッフの為にもなるのです。

と言う事で、イーコンセプトの掲げる今年のキーワードは

2006年:「フード」「ムード」「ハード」「ノード」「カード」の「ドッドッド」
2007年:「境界」「驚嘆」「共感」の「キョウ」
2008年:「活気(かっき)」「活句(かっく)」「滑沢(かったく)」の「カツ」
2009年:「満足、魅力、無敵、明快、目標」の「まみむめも戦略」
2010年:「つ=土の香り」「と=飛びっきり」「い=一番店」twitterのツイートならぬ「ついと戦略」

に続きまして、さ=賛同、し=しなやかさ、す=素直、せ=成果、そ=素材の「さ、し、す、せ、そ」戦略です。

お客様の「賛同」を得ることのできる、「素材」の力を活かしたメニューと、来店されたお客様に直ぐ〝このお店好きかも〟と思っていただける、「素直」で解りやすく「しなやかな」店作りで、取引先、スタッフ、全員の協力を得て、確実に「成果」を得ることのできる店を作り致しましょう。

Nation Restaurant Newsの2008年度ホット・コンセプト・アワードを受賞した目の5業態です。

Chop't Creative Salad Company

ニューヨーク、ワシントンDC、ヴァージニアで9店舗を展開する、サラダをメインとしたレストラン、その他にピザ、バーガーなど。一号店のハプニングから新店舗のオープン初日の食事代は無料を恒例としているそうです。:)

OWNERS: Tony Shure and Colin McCabe
HEADQUARTERS: New York
NO. OF UNITS: 9
AVERAGE UNIT VOLUME: $2 million
STATES WHERE LOCATED: New York; Washington, D.C.; Virginia
TYPE OF CONCEPT: fast-casual
AVERAGE CHECK: $10
YEAR FOUNDED: January 2001

Jasper's Restaurant

カジュアル・ダイニングで「バックヤード・グルメ・レストラン」がコンセプトです。バックヤードは裏庭ご近所、と言うことで、ご近所グルメ・レストランと言うことのようです。テキサス州ダラスに本社を構え、3店舗、さらに一店舗を建設中。Zea Woodfire Grill、ABACUSなど他業態を展開中。


OWNERS: Jasper's and Abacus Restaurant Group (owners Bill and Claire Hyde and Kent Rathbun)
HEADQUARTERS: Dallas
NO. OF UNITS: three and one under construction
AVERAGE UNIT VOLUME: $5.5 million
STATE WHERE LOCATED: Texas
TYPE OF CONCEPT: "gourmet backyard cuisine"
AVERAGE CHECK: $45
YEAR FOUNDED: 2003
WEBSITE:www.jaspers-restaurant.com

Organic To Go

オーガニックフードのファスト・カジュアル・レストラン。ワシントン、カリフォルニア、ワシントンDCなどで170店舗を展開中。

OWNERS: Publicly traded (OTCBB: OTGO)
HEADQUARTERS: Seattle
NO. OF UNITS: 170
AVERAGE UNIT VOLUME: N/A
STATES WHERE LOCATED: Washington, California, Washington, D.C.
TYPE OF CONCEPT: Fast casual
AVERAGE CHECK: $6
YEAR FOUNDED: 2004

The Counter

カスタム・グルメバーガー・レストラン。2006年GQマガジンの「The 20 Hamburgers You Must Eat Before You Die」リストに掲載されるや人気に火がついたようです。カリフォルニアからスタートして現在全国で24店舗、さらにFC展開もスタート、400店舗から600店舗まで増やすと意欲旺盛です。

OWNERS: Jeff Weinstein and Craig Albert
HEADQUARTERS: Culver City, Calif.
NO. OF UNITS: 12
AVERAGE UNIT VOLUME: undisclosed
STATES WHERE LOCATED: California, Texas, North Carolina, Georgia, Colorado and Illinois
TYPE OF CONCEPT: casual dining
AVERAGE CHECK: $12 to $13
YEAR FOUNDED: 2003

Vapiano

アップスケール・ファスト・カジュアル・イタリアン・レストラン。キッチン内のシェフと客がしゃべりをしながら料理を作ることで、客の要求をほぼ100%満たしてくれるレストラン。もともとドイツからスタート、全世界、ヨーロッパ、中東、インド、オーストラリア、北米、中米など39ヶ国で展開中。

OWNERS: Kent Hahne, Gregor Gerlach, Klaus Rader, Friedemann Findeis
HEADQUARTERS: McLean, Va.
NO. OF UNITS: 35 in 12 countries
AVERAGE UNIT VOLUME: $1.8 million to $2.6 million
STATES WHERE LOCATED: Virginia; Washington, D.C.; Florida
TYPE OF CONCEPT: upscale fast casual
AVERAGE CHECK: $15-$20
YEAR FOUNDED: 2002

新年明けましておめでとうございます。


2010年の業界展望を。


清水寺恒例の今年の漢字は2007年「偽」、2008年「変」、そして昨年末2009年の今年を現わす漢字は「新」となりました。


昨年は、米国でも一昨年末の奇跡と言えるのではないでしょうか、大統領選におけるオバマ大統領の当選による昨年初頭にチェンジの年がスタートし、日本でも流行語大賞を取った「政権交代」と奇しくも日米で新体制の年となった訳です。


しかし、「新」しい何かを生むための改革には苦しみが必要なようです。その苦しみが日本の全ての産業界を襲って、社会は苦しみ喘いでいるのが現状ではないでしょうか。年しが改まりました、何かの施策を打っていただき、少しでもこの苦しみを取り除いていただきたいものです。


さて、twitter(ツイッター)というソーシャルメディアがあります。一昨年の大統領選におけるオバマ大統領の勝利はこのtwitterなどソーシャルメディアの活用も大きな要因だと言われています。また、米国国務省はイラン情勢をアットタイムに収拾するために、twitter社へサーバーがダウンすることのないよう要請をしたと言うことも伝えられています。

もちろん、個人のtweetは新聞始め報道メディアのニュースとは事なり、その情報の信頼性も疑わしい物ではあり、主観に沿った物である事が多いのですが、それでも、報道規制によりイラン国内情報の収拾が困難を極める時に、twitterでの個人のtweetが大きな情報源であることは確かだったのでしょう。

さて、そのような内外の情報を受けて、鳩山総理も元旦からtwitterを使い始め、最初の挨拶のtweetをポストしています。

http://twitter.com/hatoyamayukio/status/7254972447


上のURLが鳩山首相のtwitterにポストされた初のtweetです。それ以外にも政治家のtwitter参加は沢山あります。必殺仕分け人の蓮舫参議院議員さんも使っています。(^^;


多くのtwitter関連の書籍が出版されています。私も「Twitterおもしろ論」とタイトルした新書版サイズのeBookを昨年末に公開しております。50ページ程度とページ数の少ない物で、かなり端折った書き方ですが、twitterの一応はご理解いただけるのではないかと思っております。


鳩山首相がtwitterを始めたとのニュースをご覧になり、twitterって何だ?と書店に走る方が多くいらっしゃるとは存じますが、その前に、まずはtwitterでアカウントを取って、使ってみることをお薦めします。

twitterの使い方に決まりはなく、140文字以内でなにがしかの文章をポストするというだけの物です。その他のルールは一般社会のルールであり、社会人として身につけたマナーに従えば良いだけでしょう。つまり、自分の使っている使い方が正解なのです。しかし、twitterはソーシャルメディアですので、どんな社会にも暗黙の了解事項があるように、twitterにも絶対ではありませんが、ユーザー同士で合意したルールらしき物があります、そのルールは常に変化する物ですが、それを良しとすればそのルールに従い、そうでないと感じたらそのルールに従う必要はないでしょう。


ということで、まずは使ってみて、どんな使い方をしているか、どんな使い方があるか体験し、そのあとで、いろいろなtwitter本を読めば、何を謂わんとしているか、自分の欲しい情報がその本に載っているかどうか判断しやすいと思います。


さて、必殺仕分け人と書きました蓮舫参議院議員も使っているtwitterですが、昨年行なわれ事業仕分けに関するtweetも多数ポストされていました。多くのtweetは己の関心のある分野、多く見受けられたのが科学分野、教育、芸術などです。


それぞれに対して仕分け人の見識は間違っている、再仕分けを要求しようなどという物が多く見受けられましたが、残念ながら「マルシェ・ジャポン」という農水省の事業も仕分け対象として廃止の裁定が下されたようです。しかし、これに対するtweetsが殆ど見受けられませんでした事が残念です。

http://twitter.com/Marche_Japon


マルシェ・ジャポン全国事務局のtweetsもこの仕分けに対してtweetsがポストされていません。


この事業の目的は、生産者と消費者を直接つなぐことで、農業従事者の販売経路の確保と、収入増、それにより食糧自給率の向上を目指す物だったはずです。しかし、これを民業に対する干渉だ圧迫だと仕分け対象として廃止の裁定をしたのです。


日本の今後を憂えるなら食糧自給率の向上は必須でしょう。政府の決定はこれからですが、問題があるなら、その問題を指摘し、改善をすればよいのです。マルシェ・ジャポンの存続を願います。


さて、昨年、飲食業界は低価格の波が襲いました。300円弱の280円均一居酒屋、さらには200円均一居酒屋まで現れているようです。レインズインターナショナルでも「ぶっちぎり居酒屋」と名付けて、客単価を土間土間などの3000円から2100円と落とした店舗を開店させています。


その低価格居酒屋チェーンの中から280円(税込み294円)均一のジャンボ焼き鳥「鳥貴族」を訪問しました。確かに、一皿に串二本の焼き鳥はジャンボでした、クオリティー、味とも悪くはありません。それでいて、ビール一杯と焼き鳥などつまみ二品で1000円未満です。もう一杯ビールを加えても1300円に満ちません。


従来の居酒屋の平均単価が2500円程度であった事を考えると、確かに安い。しかも、安かろう悪かろうではなくバリューも感じられます。


では、人件費を削減し、客あしらいが悪いかと言いますと、そのようには感じませんでした。ごく平均的な居酒屋チェーンの雰囲気です。例えばこだわりの酒とか焼酎などはないかも知れませんが、ビール、サワー、ハイボールなどをオーダーする限り大手の居酒屋チェーンと品質に変わりがあるとは思えませんでした。


ただし、私はチェックのために早々に引き上げましたか、飲み出すと、尻が重くなり、客単価は1800円程度=6品(ビール三杯+つまみ三品)まで上がるのではないかと思います。


後は、どの程度の利益率を確保しているかです。


例えば客単価1500円とますと、ファストフード客単価から考えて3倍程度の客単価になりますし、ファミリーレストランと比べても少し高めの客単価を取っているのではないでしょうか、そう考えますと、決して、利益の取れないビジネスではないようです。


ただ、問題は、いつまでチープな雰囲気の店が顧客に支持されるかです。景気が良くなりますと、人は、気持ちの良い雰囲気に身を置きたくなります。そうでなくても、環境に敏感になりつつある顧客は今までとは違った視点で店を選ぶようになります。また、今後も増える高年齢層の顧客はより雰囲気の良い店を選ぶでしょう。


ここが、考え時です。新たな政権が、新たな経済政策を実行することで景気の良くなることを祈るばかりですが、景気が良くなった時に、この、低価格の業態が生き残る為にどのような手を打つか。利益の出ている今の内に、先を見越して対策を立てて置かなくてはいけないでしょう。


居酒屋以外に目を転じますと、商店街の片隅で、目立つことなく低価格ラーメンチェーン店の台頭が始まっています。不況の時代に強いと言われるラーメン店です。さらに低価格のラーメンチェーンは今年はさらに店舗数を増やすのではないかと見ています。


さて、相変わらずパスタは人気メニューです。スパゲティー一辺倒ではなくリングイネ、フィットチーネ、ショートパスタのペンネ、フリッジなどパスタの種類がさまざまに増えていたはずが、どういう訳かスパゲティーへ揺り戻しがあったようです。


野菜の人気は定着したようです。既存店による野菜メニューの充実に加えて、野菜を主たるメニューにしたレストランが増えています。また、ネギ、トマト、長いもその他など単一の野菜にフォーカスしたレストランが少しずつ増えています。


肉類で、鶏、豚、牛、羊にフォーカスした店があるのですから、単一の野菜にフォーカスした店ができるのも当然と言えば当然です。まだまだ、主役となれる野菜は沢山あります。新しく野菜に着目したコンセプトの店は如何でしょう。


例えば人参、大根、白菜などなど。とは言っても、その野菜だけを使う訳でもなく、ベジタリアンの店にするのでなければ、肉、魚、他の野菜を脇役として効果的に使えばよいのです。


また、フレンチのリーズナブルな価格、カジュアルな雰囲気のビストロタイプのレストランの人気は衰えることなく、新しい店が増えています。さらに、スペイン料理を提供するバル・タイプでカジュアルなレストランが昨年以上に目に付いてきました。


これは、やはりエルブリのフェラン・アドリア氏の影響大と言わざるを得ません。昨年早春に行なわれた、世界料理サミット2009 TOKYO TASTEには世界の蒼々たるトップシェフが集合しましたが、中でもフェラン・アドリア氏の人気はやはり絶大なようでした。


デモンストレーションでの料理はまさに、新たな感覚の料理の。そのアイデアの斬新さ、食材に対する拘りなど、会場に集まった多くの料理に携わる方々に大きな刺激となったはずです。


中央農業総合研究センター所長である農学博 士丸山清明氏の提唱する地産地消、地域の活性化、食糧自給率の向上を目指す「緑提灯」への加盟店舗が2500店舗を達成しています。また、この緑提灯の蒔いた種が、はるか佐賀の地で新たに芽を生んで「うまか提灯」として唐津市により地産地消、地域振興の一役を担い始めようとしています。

http://d.hatena.ne.jp/hidekun1188/20091221/1261363394


地域毎にこのように行政を巻き込んでの運動が広がることが、本来の地域振興、地産地消であり地域の農業振興が食糧自給率の向上に寄与する物と考えます。この例が各地方の方々に広がることを期待します。


さて、パスタに代表される粉食の人気は相変わらずです。かく言う私もNo-Knead BreadならぬNo-Knead Pizzaを毎週のように焼いていただいていますが、粒食が静かに浸透し、白米と玄米どちらかが選べる店が増え、さらに五穀米、十穀米などを提供する店もかなり増えていますが、さらに米粒、豆粒などの穀物食が増えることが予想されます。


女優の大桃美代子さんも2004年新潟県中越地震で被災し、地震の復興活動を始め、「復興に向けて頑張っている魚沼を全国の人に知ってもらいたい。」と、「桃米」とい言う黒米(「朝紫」という古代米)を生産して販売をしています。


ハードドリンクではワインの人気は多様性を見せて、フランス、イタリアに次いで第三位だったスペインワインが二位のイタリアを抜いて第二位に躍り出ています。相変わらず、シャンパーニュの人気は高いのですが、スペイン料理の人気もあり、スペインのカヴァがこれもイタリアのスプマンテを抜いて第二位の輸入量となっています。昨年から陰りを見せた焼酎のブームは一定の水準に落ち着いたようです。


人気を回復しつつある日本酒ですが、地方の造り酒屋、酒造りの専門家である杜氏集団が高年齢化したことで、新時代の経営者自らが酒造りをするようになって、個性有る日本酒が増えているのも見逃せません。


日本酒は、食中酒として魚介類には抜群のマリアージュを見せますして、肉類と合わせても料理の味を壊すことなく引き立てます。和食だけでなく、フレンチ、イタリアン、中華などなど日本酒をメニューに取り入れる良い機会ではないでしょうか。


しかし、個性有る日本酒が増えているのは確かですが、多くの藏元は相変わらず、淡麗辛口な日本酒造りを目指しているようです。ワインが葡萄の持つ香り、味わい、さらにはそのワイン畑の風景を思い起こさせるテロワールを活かすワイン造りをしていることと対照的なように思います、ワインに負けない米の味を生かした華やかな日本酒ができると良いのではないでしょうか。


日本の生んだ寿司が海外で様々な変化を生んでいますが、海外においても日本酒の生産が今以上に盛んになれば、日本人の考える日本酒とは違った日本酒Sakeが造られて、日本生まれの日本酒が海外マーケットを失うことになるかも知れません。


と言う事で、イーコンセプトの掲げる今年のキーワードは

  • 2006年:「フード」「ムード」「ハード」「ノード」「カード」の「ドッドッド」
  • 2007年:「境界」「驚嘆」「共感」の「キョウ」
  • 2008年:「活気(かっき)」「活句(かっく)」「滑沢(かったく)」の「カツ」
  • 2009年:「満足、魅力、無敵、明快、目標」の「まみむめも戦略」


に続けてtwitterのtweetではなく「ついと」を提案します。


お客様をお迎えするために「つ=土の香り」のする新鮮な野菜、食材を使った「と=飛びっきり」のメニューと、素朴なおもてなしで、地域「い=一番店」を目指しましょう。


ちょっと順番が違いますが、ご愛敬とお許し下さい。(^^;

フードジャーナリスト会議編集の「ひとりで行ける上質ごはん」東京編をイーマガジンの読者の皆さんにプレゼントいたします。但し、抽選で5名様。奮ってご応募下さい。

 

応募方法はFood Business eMagazine Vol.34 5月号の「特別読者プレゼント」のページをご覧下さい!

 

フードジャーナリスト会議編集の「ひとりで行ける上質ごはん」東京編、執筆メンバーはフードジャーナリスト会議の面々、イーマガジンのベジアナあゆみことフリーアナウンサーの小谷さんを含めて総勢24名。

 

私も、一人でごはんをする事が多いのですが、この本は大いに参考になります。:-)


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タイトル 東京 ひとりで行ける上質ごはん
編者 フードジャーナリスト会議
発行・発売 東京書籍
印刷所 東京書籍印刷株式会社
配本日 09年3月27日
判型/頁 四六変型判 並製/224頁
色数 4色
価格 1400円(税別)
税込み価格 1470円
ISBN 978-4-487-80319-4
C 2076

先月末発生したInfluenza A(H1N1)は終息に向ったとの見方が多くなっています。しかし、人―人感染が繰り返される事で毒性が強まり、秋口からの第二派を懸念、注意を喚起する声が高まっています。今回のInfluenza A(H1N1)は次に来るだろう、より毒性の高い鳥インフルエンザの前兆だとの見方もあります。喉もとを過ぎつつありますが、常に正しい情報を収集するように務めるのが良いようです。

 

さて、本誌で人気の『ベジアナあゆみの「これ、食べた!」』を書いていただいてるベジアナことフリーアナウンサーの小谷さんがフードジャーナリスト会議編集の『東京編「ひとりで行ける上質ごはん」』の執筆に参加、先月2009年4月東京書籍より出版されました。

 

ひとりで行ける上質ごはん

 

これを記念してイーマグズでは読者の皆様にこの「お役立ち本」をプレゼントを致します。本誌中の特別読者プレゼントのページをご覧の上ふるってご応募下さい。

 

 

目次

  • ベジアナあゆみの「これ、食べた!」第三十一回
  • 特別読者プレゼント
  • 飲食店経営とレイバーコスト 第二部第五回
  • チェーンレストランはシステム作りだ。第三十四回
  • お勧めコンセプト フライド・ポテト・コンセプト
  • 繁盛レストランに学ぶお客様を呼ぶ為のワンランク上のコンセプトとメニュー作り。第三十二回
  • 気になるショップウオッチング
  • 映画と食のステキな関係 第三十三回
  • ツク・ピーの全国見て・食べて第八回「海外特別編(釜山4)」
  • Monthly e-Recipe 第三十三回「魚介と野菜のハーブマリネ」
  • 展示会報告 ファベックス2009
  • News From 共同通信
  • 新店舗情報
  • etc. News
  • 2009年イベントカレンダー

 

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さらに、Food Business eMagazine imode version iMaga Vol.22 5月号も合わせて公開です。

 

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